から紅の恋歌
あらすじ①
大阪のテレビ局へとやってきたコナン達。
今回この場へとやってきたのは毛利小五郎が皐月会会長の阿知波研介と対談するためだった。
そこでは百人一首のリハーサルが行われている。後日「高校生皐月杯」という大きな百人一首の大会が開かれるためだ。
そして和葉の所属するかるた部主将、未来子がそこに出場するのだ。未来子の憧れは、その大会の決勝時だけ使用できる伝説の百人一首を触ることだった。
そしてその大会の優勝候補が今コナン達の目の前でリハーサルを行っている。
大岡紅葉、高校生チャンピオンである彼女は美しく聡明だった。収録が行われる直前、コナン達は廊下で紅葉と遭遇する。すると紅葉は突然平次の腕に絡みついた。
そして平次の事をフィアンセ(婚約者)だという。あまりの事にパニックになる和葉。しかし突然テレビ局にけたたましく警報が鳴り響く。このビルに爆弾が仕掛けられたというのだ。
あらすじ②
テレビ局のビルは本当に爆破された。コナンや平次の活躍もあり、幸い死人は出なかったが伝説の百人一首を取りに戻った未来子がケガを負ってしまう。
右手の骨折、これでは百人一首大会には出られそうもなかった。そこで未来子は同じかるた部の部員である和葉に代理での出場を願う。しかし和葉は人数合わせの幽霊部員。
およそ大会に出られるような腕ではなかった。病院には紅葉の姿もあった。そして素人の和葉が出場すると聞いてあざ笑う。さらに和葉が平次と良い仲であると知ると賭けを申し出た。
今度の大会で勝った方が平次に告白すると。紅葉には確かな勝算があった。百人一首の腕はもちろんのこと、かつて平次とある約束をしているのだという。負けず嫌いの和葉はその勝負に乗ることになる。
その頃大阪府警ではあの爆破事件が話題となっていた。爆破直前に大阪府警に爆破予告がきていたのだ。さらにその背後で、ある殺人事件が起こっていることが分かる。
あらすじ③
殺されたのはその日爆破されたテレビ局に来るはずだった矢島。何者かに部屋を荒され、日本刀で撲殺されていた。
家の中が荒らされていた様子から強盗かと思われたが、コナン達は顔見知りの犯行だと考えた。そしてその場に一人の男性が現れコナン達は確信する。
現れたのは関根という男性。過去、百人一首大会で矢島に破れていたのだ。
現場にはかるた団体皐月会の阿知波研介会長も来ていた。爆破事件と殺人事件、犯人がまだ捕まらない今被害者がまだ出ると踏んだコナン達は、ある人物の護衛をすることになる。
阿知波会長と紅葉。しかし幸いなことにその夜次の犯行は行われなかった。
その夜中、和葉は百人一首の特訓をしていた。本当なら誰よりも百人一首の強い平次に付き合ってもらいたかったが、あろうことか平次は紅葉の護衛をしていた。
平次は代わりに自分の母を特訓に行かせた。平次の母はかつての百人一首クイーン。申し分ない相手だった。
あらすじ④
次の日、百人一首大会の主要人物達が次々と会場へと向かっていく。
警察の護衛が付いており心配はいらないと思っていたがコナンと平次の目の前で関根の乗った車が爆発する。
すぐ前を紅葉の乗った車が走っていたが幸い紅葉は無事だった。しかし関根は意識不明の重体となり病院に送られる。
そんな状況でも紅葉は百人一首のことを考えていた。そしてその時捜査上に一人の容疑者の名前が挙がった。名頃鹿雄、かつて皐月会と争っていたかるた団体名頃会の会長。
名頃自身は数年前に行方をくらましているものの、犯行予告が彼を連想させた。
犯行予告にはある百人一首の画像が添付されていた。それはいずれも名頃が得意とした百人一首であり、彼を容疑者とする決定的なものとなった。
その百人一首画像と共に送られる犯行予告は全部で6つ。すでに最初のビル爆破と矢島殺し、関根の携帯に発見されており、紅葉の携帯にも送られていることが分かる。
これで4つ、残りは2つとなる。
あらすじ⑤
阿知波会長に名頃とのかつての話を聞いたコナンと平次。かつて名頃会と皐月会はお世辞にも仲がいいとは言えなかった。
そして名頃はある日会長の妻である阿知波皐月に勝負を挑んだ。皐月は皐月会の創設者であり初代会長。両会長の勝負とあり各メディアが大きく報道、勝負当日もメディアが参加する予定だった。
しかし当日名頃はやってこなかった、そしてそれ以来消息を絶っていた。その結果、名頃会は名声を失うことになる。
しかし名頃は勝負の前日に皐月の元を訪れていた。そして勝負に敗れその場を去って行ったという。
しかしコナンにはどうも納得のいかない部分があった。そんな中、和葉の命運を分ける大会が始まろうとしていた。
連日の事件により警備も強化された中での大会。和葉も紅葉も順調に勝ち進みついに二人での決勝戦へとたどり着いた。
決勝戦の会場は予選会場から離れた小屋の中だった。エレベーターで高く登ったその場所で勝負を行う二人と読み手の三人だけで行われる。